有根会とは
初代会長 松下芝堂を中心として昭和46年に広く古典に参究し、日本的書道芸術の高揚と会員相互の研究和睦を図り、書道文化の発展に寄与することを目的として設立した書道団体です。翠軒流を基本とした淡い墨で流れるように書かれた主に草書作品を展示しています。
芝堂は鈴木翠軒に師事し、独自の書風を切り開き、後進の指導にもあたりました。昭和38年第6回日展より審査員を務め、平成6年『第26回展文部大臣賞』平成10年『第54回展には恩賜賞・日本芸術院賞』同年に『第51回中日文化賞』を受賞しました。次年より、日展理事に就任し、参事になるまでには常任総務も務め、平成14年『勲四等旭日小綬章』を授与しました。「東京銀座」「名古屋百貨店」「日動画廊」と幾つかの個展を開催。また、日動画廊主催にて「パリ・ギャラリー・ニチドウ」展をパリにて開催しました。
平成21年初代会長 松下芝堂逝去により、松下英風が会長となり「書道研究有根会」と改め会を一新し、現在に至ります。今後は、芝堂の教えをふまえ、技術の向上、会全体の結束・発展のためにすべてを糧とし、書道の伝統と受け継がれてきた日本的な叙情美を大切にしていきます。
沿革
- 1970年(昭和45)
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松下芝堂 有根会 設立
- 1971年(昭和46)
- 5月 第1回有根会書展を中日ギャラリーにて開催
- 2009年(平成21)
- 5月 会長 松下芝堂 死去
- 2010年(平成22)
- 新会長に松下英風 就任
6月 第40回記念有根会書展及び第26回公募展を名古屋市電気文化会館にて開催
- 2011年(平成23)
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6月 第41回有根会書展及び第27回公募展を名古屋市電気文化会館にて開催
- 2011年(平成23)
- 12月 第42回有根会書展及び第28回公募展から展覧会を愛知県美術館にて開催
- 2012年(平成24)
- 12月 第43回有根会書展及び第29回公募展を愛知県美術館にて開催
- 2014年(平成26)
- 1月 第44回有根会書展及び第30回記念公募展、併催第1回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2015年(平成27)
- 1月 第45回記念有根会書展及び第31回公募展、併催第2回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2016年(平成28)
- 1月 第46回有根会書展及び第32回公募展、併催第3回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2017年(平成29)
- 1月 第47回有根会書展及び第33回公募展、併催第4回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2018年(平成30)
- 1月 第48回有根会書展及び第34回公募展、併催第5回記念有根会書初め公募展を名古屋市電気文化会館にて開催
- 2019年(平成31)
- 1月 第49回有根会書展及び第35回記念公募展、併催第6回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2020年(令和2)
- 1月 第50回記念有根会書展及び第36回公募展、併催第7回有根会書初め公募展、松下芝堂回顧展を愛知県美術館にて開催
- 2021年(令和3)
- 1月 第51回有根会書展及び第37回公募展、併催第8回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2022年(令和4)
- 1月 第52回有根会書展及び第38回公募展、併催第9回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2023年(令和5)
- 2月 第53回有根会書展及び第39回公募展、併催第10回記念有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催
- 2024年(令和6)
- 1月 第54回有根会書展及び第40回記念公募展、併催第11回有根会書初め公募展を愛知県美術館にて開催